奈良県で初めてのワイナリーづくりに挑戦している「木谷ワイン」の木谷一登(きたに かずと)です。
国産ぶどうを使った日本ワインの魅力を、もっと多くの方に届けたいという思いで日々活動しています。
葡萄畑での様子やワイン造りのことは、SNSでも発信しています。
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Twitter:@narawine
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Instagram:https://www.instagram.com/kitaniwine/
この記事では、私の活動やこれまでの歩み、ワイン造りへの想いをまとめています。
日本ワインに興味がある方や、国産ワインのおすすめを探している方にも読んでいただける内容です。
プロフィール | 銀行員から葡萄農家への転身
私は奈良県香芝市に生まれ、京都大学・大学院で認知科学を学んだ後、一度は銀行員として社会に出ました。
しかし、「自分の手でものづくりをしたい」という想いが強まり、ワインの世界へ飛び込むことを決意。
大阪の老舗「カタシモワイナリー」での修行を経て、現在は葡萄農家として独立し、奈良県天理市や大阪府羽曳野市などで葡萄栽培に励んでいます。
2022年6月からは、念願であった「奈良県初のワイナリー」を立ち上げ、自らの手で醸造を開始しました。
■ 名前・生まれ
| 名前 | 木谷 一登(きたに かずと) |
| 生まれ | 1989年10月23日(奈良県香芝市出身) |
■ 居住歴
| 0〜4歳 | 大阪府富田林市 |
| 4〜18歳 | 奈良県香芝市 |
| 18〜24歳 | 京都府京都市左京区 |
| 24歳〜現在 | 奈良県香芝市 |
■ 学歴・職歴
| ~2002年 | 香芝市立香芝西中学校 |
| 2002年~2005年 | 奈良県立畝傍高等学校 |
| 2005年~2012年 | 京都大学 総合人間学部 認知・情報学系 |
| 2012年~2014年 | 京都大学大学院 人間・環境学研究科 認知・行動科学 |
| 2014年~2016年 | 銀行勤務 |
| 2016年~2018年 | カタシモワイナリー |
| 2018年~現在 | 葡萄農家(現在) |
■ 委託醸造歴
| 2018年〜2020年 | カタシモワイナリー |
| 2019年〜2020年 | 國津果實酒醸造所 |
| 2019年〜2021年 | 天使の羽ワイナリー |
現在の取り組み
● 奈良初のワイナリー立ち上げ(2022年6月始動)
奈良県で初めてのワイナリーを目指し、国産ぶどうを使った日本ワインを丁寧に造っています。
将来的には、通販でも気軽に楽しんでいただけるような人気ワインを届けたいと考えています。
● 葡萄栽培(奈良県天理市・大阪府羽曳野市・太子町・柏原市)
・無農薬、または銅・硫黄のみ(有機相当)で栽培
・栽培品種:デラウェア、ピノノワール、モンドブリエ、ビジュノワール ほか
● 委託醸造によるワイン造り
・できる限り自然な醸造(培養酵母・亜硫酸塩・補糖なし)
・奈良県産ぶどうを中心に醸造
・奈良の農家さんが他府県で育てた葡萄のワインも製造
栽培と醸造のこだわり:自然の力を最大限に引き出す
私が手掛けるワインは、単なる飲料としての「お酒」ではなく、その土地の記憶や葡萄の生命力を封じ込めた一瓶でありたいと考えています。
そのために、栽培から醸造まで、一切の妥協を排した独自のこだわりを貫いています。
1. 土地の個性を映し出す「テロワール」の表現
私のワイン造りの原点は、「奈良県産ぶどう」を使用し、その土地の気候や土壌、つまり「テロワール」を余すことなく表現することにあります。
葡萄の生産者としての顔が見えるワインであること。天理市や羽曳野市などの畑で、デラウェア、ピノ・ノワール、モンドブリエ、ビジュノワールといった品種を、無農薬または有機相当(銅と硫黄のみ)で栽培しています。
リスクを取ってでも「量より質」を追求するのは、葡萄が持つ本来のポテンシャルを信じているからです。
2. 「アート」としてのワイン造り
醸造においては、葡萄のポテンシャルを最大限に引き出すため、基本的には「何も足さない」スタイルを貫いています。
・培養酵母や亜硫酸塩、補糖を原則行わない自然な造り
・最低限の添加や濾過にとどめる
・オフフレーバー(独特の風味)さえもワインの個性(アート)として活かす
特に、身近な品種である「デラウェア」を使い、いつかドン・ペリニヨンのような感動を与えるワインを造ることが私の大きな目標の一つです。
| ワイン造り |
・テロワールと生産者の個性を表現 |
| 栽培 |
・無農薬・有機相当での栽培 |
| 醸造 |
・葡萄の魅力を最大限に引き出す |
なぜ、今この活動をしているのか
よく「なぜ安定した職を離れてワイン造りを?」と聞かれます。
それは、自分の性格や価値観を深く見つめ直した結果、「長く続けられること」「心から興味を持てること」を大切にしたいと思い、ワイン造りの道を選びました。
日本ワインの可能性を広げたいという気持ちも大きな原動力です。
| 得意なこと |
・粘り強く続けること |
| 自分に合った働き方 |
・納得できる形で丁寧に取り組む |
| やりたいこと |
・合理的で持続可能な活動 |
| ワイン造りをしていて良かったこと |
・多くの方とのご縁が広がったこと |
| 活動の中で感じる難しさ |
・畑や醸造所の場所探しには時間がかかることがある |
ロゴとラベルに込めた想い

木谷ワインのロゴは「葡萄の根っこ」をイメージしています。
土の中は様々な科学分野が混ざり合う複雑な世界です。
その混沌とした中から新しいものが生まれる面白さ、そして「私」「あなた」「ワイン」の三者が交わる瞬間の喜びを表現しました。
また、ラベルには奈良らしさを取り入れ、正倉院の文様や花札の鹿をモチーフにしたデザインを採用しています。
手に取った際、奈良の歴史と手仕事のぬくもりを感じていただければ幸いです。
最後に:日本ワインの魅力を食卓へ
近年、日本ワインは非常に人気が高まっており、通販などでも手軽に手に入るようになりました。
その中でも、奈良の土地が育んだ個性豊かなワインを、ぜひ一度味わってみてください。
「大切な人へのプレゼントに、ストーリーのある国産ワインを選びたい」
「ワイン通の間でおすすめされている、新しいワイナリーの味を知りたい」
そんな方々に届くよう、これからも誠実にワイン造りと向き合っていきます。
